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プロポーズから新婚生活のスタートまで結婚にかかる費用

先日、カフェで久しぶりに会った友人が、キラキラした表情で左手を差し出しました。そこには小さなダイヤが輝く婚約指輪が。思わず「おめでとう!」と声をあげた私に、彼女は少し困ったような表情を見せました。

「嬉しいんだけど…これからのお金のことを考えると、正直不安で。結婚っていくらかかるの?」

この質問、一度は考えたことがある人も多いのではないでしょうか。恋愛から結婚へのステップアップ。その道のりには喜びや期待とともに、避けては通れない「お金」の問題が横たわっています。

今日は、プロポーズから新婚生活のスタートまで、結婚にかかる費用をリアルに紐解いていきます。実際のカップルの体験談も交えながら、これから結婚を考えている方々の不安を少しでも和らげられたらと思います。

お金の話は少し気が重いかもしれませんが、現実を知ることで、あなたらしい結婚の形を見つける手助けになれば嬉しいです。

結婚資金の全体像、まずはざっくり把握しましょう。結婚にかかるお金は大きく分けると「婚約関連費用」「結婚式・披露宴」「新婚旅行」「新生活準備費用」の4つ。最近の調査によると、これらを合わせた総額の平均は約469万円と言われています。

「えっ、そんなにかかるの!?」

そう驚く声が聞こえてきそうですね。でも、ご安心ください。この金額はあくまで平均値。実際には、ご祝儀や親からの援助もあるので、実質負担額はカップルによって大きく異なります。また、自分たちのこだわりや価値観によって、費用を調整することも十分可能です。

それでは、それぞれの費用について、より詳しく見ていきましょう。

まず最初に訪れるのが「プロポーズ」の瞬間。映画のワンシーンのような素敵なプロポーズを夢見る方も多いのではないでしょうか。でも、そこにもお金がかかります。

「婚約指輪」の平均価格は約35.8万円。SNS上では30〜60万円という声が多く見られます。指輪選びに悩んだという友人は、「最初は10万円くらいのつもりだったけど、一生モノだからと思うとどんどん予算が上がっていった」と苦笑いしていました。

ダイヤモンドの大きさやカット、ブランド…選択肢は無限にあります。でも、高ければ良いというものでもありません。大切なのは、2人の気持ちと予算のバランスです。中には「指輪よりも新生活のために」と、シンプルな指輪を選ぶカップルもいます。

プロポーズの際には、指輪以外にもディナーや花束のコストもかかることが多いですね。記念日のレストランで数万円、サプライズの演出にさらに数万円…「思い出に残るプロポーズ」のためのコストは、意外と侮れません。

婚約が決まれば、次は両家の顔合わせ。伝統的な「結納」を行う場合は平均16.6万円、カジュアルな食事会なら約6.6万円ほどです。地方や家庭の習慣によって金額は変わりますが、このあたりは両家の意向も尊重したいところですね。

ここまでで、すでに約60万円。まだ結婚式すら始まっていないのに…と焦る気持ちもわかります。でも、一つひとつのステップを楽しみながら進めていきましょう。

さて、結婚と言えば何といっても「結婚式・披露宴」が一大イベント。平均費用は約303.8万円と、結婚関連費用の中でも最もウェイトが大きい部分です。

「うわ、高すぎる…」

そう思われた方も多いでしょう。でも、ここでも覚えておきたいのは、これはあくまで「平均値」だということ。実際には、会場のグレードやゲストの人数、装花や演出にどれだけこだわるかによって、費用は大きく変動します。

友人の場合を見てみましょう。Aさんは都内の人気会場で80名を招いて行った結婚式で、総額350万円かかったそうです。一方、Bさんは親族のみ20名の小さな式を選び、費用は50万円に抑えることができました。同じ「結婚式」でも、こんなに差が出るんですね。

ここで朗報です。結婚式にはご祝儀という収入もあります。ゲスト1人当たり平均2〜3万円のご祝儀を計算すると、80名なら160〜240万円ほどの回収が見込めます。Aさんの場合、350万円の式で200万円のご祝儀があり、実質負担は150万円だったそうです。

また、多くのカップルは親からの援助も受けています。調査によると、親からの援助額は平均181.1万円で、7割以上のカップルが何らかの支援を受けているとのこと。「結婚資金は全額自分たちで」というプレッシャーから少し解放されるかもしれませんね。

とはいえ、親の援助に頼りすぎるのも考えものです。「親からいくらもらえるか」ではなく、「自分たちでいくら用意できるか」を基準に計画を立てるのが賢明でしょう。

結婚式が終われば、待ちに待った「新婚旅行」。二人だけの特別な時間を過ごすための旅行費用は、平均29.6万円(お土産代含めると約34万円)です。

行き先によって費用は大きく変わります。海外ならハワイやヨーロッパが人気で50〜100万円、国内なら20〜50万円が目安です。「一生に一度だから」と奮発するカップルも多いですが、予算と相談しながら計画を立てることが大切です。

友人のCさんは「新婚旅行はずっと憧れていたパリに行きたかったけど、予算オーバーだったから泣く泣くあきらめた」と言っていました。でも、代わりに選んだ国内旅行が「意外と良かった」とのこと。時期をずらしてオフシーズンを選んだり、滞在日数を調整したりと、工夫次第で夢の新婚旅行も叶えられるかもしれません。

最後に、二人の新しい生活をスタートさせるための「新生活準備費用」。平均約59万円ですが、住む場所や生活スタイルによって大きく変わってきます。

引っ越し費用は20〜50万円、家具・家電の購入に50〜100万円、そして住居の初期費用(敷金・礼金など)。特に都市部では家賃が高く、初期費用だけで100万円以上かかることも少なくありません。

友人のDさんは「結婚式より新生活にお金をかけたかった」と言い、式はシンプルにして、その分良い物件を選んだそうです。「毎日の生活の質を上げる方が大事」という価値観は、納得できる部分も多いですね。

月々のランニングコストも忘れてはいけません。家賃8〜15万円、食費5〜7万円、光熱費・通信費3〜5万円…2人暮らしでは月20万円前後の生活費が目安と言われています。「結婚したら出費が減る」と思いがちですが、実際には「2人分の1.5倍」くらいの費用がかかると考えておくと良いでしょう。

ここまで見てきた費用を合計すると、婚約から新生活スタートまでで平均469万円。「そんなにお金がないよ…」と不安になる方も多いはず。でも、大丈夫です。実際のカップルたちは、どのようにこの大きな金額を工面しているのでしょうか?

結婚資金を準備する方法はいくつかあります。最も一般的なのは「貯金」です。調査によると、結婚前のカップルの86.9%が貯金をしていたとのこと。例えば、月5万円ずつ2人で貯めれば、1年で120万円貯まります。

友人のEさんは「結婚を意識し始めてから、毎月の飲み会を減らして貯金に回した」と言っていました。自動積立口座を設定し、無理のない金額でコツコツ貯めるのがコツです。貯金のために節約するのは大変ですが、共通の目標に向かって一緒に頑張ることで、カップルの絆も深まるかもしれませんね。

前述の通り、親からの援助やご祝儀も大きな助けになります。ただし、親の経済状況は様々。事前に両家と話し合い、期待しすぎないことが大切です。また、ご祝儀はゲスト数や関係性によって変動するため、確実な金額として計算するのは避けた方が無難でしょう。

最近では、投資や貯蓄型保険を活用するカップルも増えています。預貯金は安全ですが増えにくい一方、投資(つみたてNISAなど)はリスクがあるものの、資産を増やせる可能性もあります。友人のFさんは「月の貯金を半分は預金、半分は投資に回している」と教えてくれました。結婚までの期間が長いほど、こうした選択肢も検討する価値があるでしょう。

「それでも予算が足りない…」という場合は、どうしたら良いのでしょうか?

結婚式の見直しは大きな節約ポイントです。ゲスト数を減らしたり、平日や昼間の時間帯を選んだりするだけでも、かなりの費用削減が可能です。また、近年人気の「フォトウェディング」なら、50万円以下で叶えることも。

友人のGさんは「結婚式よりも新居を優先したかった」と言い、披露宴はせず、親族だけの食事会とフォトウェディングで約30万円に抑えたそうです。「本当に大切な人たちと過ごす時間が持てて、むしろ良かった」と語ってくれました。

新婚旅行も工夫次第。海外ではなく国内の素敵な場所を選んだり、結婚式から少し期間を空けてオフシーズンに行ったり。「旅行は結婚後の楽しみにとっておく」というカップルもいます。

新生活の節約では、中古家具の活用や、初期費用が安い物件を選ぶのも一案。友人のHさんは「新居の家具は、必要最低限から始めて、少しずつ揃えていった」と言っていました。二人で一つずつ選んで揃えていく過程も、新婚生活の楽しみの一つになるのではないでしょうか。

ここで大切なのは、「お金の価値観のすり合わせ」です。結婚資金の分担や優先順位(例えば、結婚式を豪華にするか、新居に投資するか)を事前に話し合うことは、とても重要です。お金の使い方には個人の価値観が表れるもの。相手の金銭感覚を知る良い機会にもなります。

SNS上では「貯金ゼロでも結婚できるのか」という不安の声も多く見られます。確かに、ある程度の貯金(50〜100万円)があると安心ですが、工夫次第では貯金ゼロからでも結婚は可能です。

友人のIさんは「結婚当初は貯金ほぼゼロだった」と告白してくれました。結婚式は簡素にし、親の援助も活用。新生活も最小限の家具から始めたそうです。「お金がなかったからこそ、二人で協力して乗り越えた時間が今では宝物」と笑顔で語る姿が印象的でした。

では、プロポーズのタイミングはいつが良いのでしょうか?これも悩みどころですよね。「貯金がある程度溜まってから」というのは理想ですが、人生において「完璧なタイミング」を待っていると、チャンスを逃してしまうことも。

Jさんは「プロポーズは気持ちが高まった時にするもの。お金のことは後から二人で考えれば良い」と言います。一方、Kさんは「指輪代と最低限の生活費くらいは用意してからプロポーズした」と慎重な姿勢を見せました。どちらが正解ということはなく、二人の関係性や価値観によって異なるのでしょう。

結婚資金の話題は重たく感じられるかもしれませんが、実はとても大切なコミュニケーションの機会でもあります。お金の話をすることで、お互いの価値観や将来設計、家族との関係性など、様々なことが見えてくるもの。

友人の中には「結婚資金の話し合いがきっかけで、お互いの考え方の違いに気づけた」という人もいます。違いを認識し、すり合わせていくプロセスこそ、結婚生活の第一歩なのかもしれませんね。

カフェで婚約指輪を見せてくれた友人。彼女にはこう伝えました。

「結婚にはお金がかかるけど、それぞれのカップルに合った形があるよ。何を大切にしたいのか、二人でよく話し合ってみたら?」

彼女は少し安心した表情で頷きました。「そうだね、まずは彼と話し合ってみる。私たちらしい結婚の形を見つけたい」

結婚資金の話は時に重荷に感じるかもしれません。でも、その重荷を二人で背負い、乗り越えていく過程こそが、結婚生活の始まりなのではないでしょうか。

完璧な結婚準備など存在しません。大切なのは、自分たちが何を優先したいのか、どんな結婚生活を送りたいのかを二人でしっかり話し合うこと。そして、その選択に自信を持つことではないでしょうか。

あなたの価値観に合った、あなたらしい結婚の形を見つけられますように。そして、準備の過程も含めて、かけがえのない思い出になりますように。

結婚は「ゴール」ではなく「スタート」。お金の心配はあっても、二人で力を合わせれば、きっと乗り越えられるはずです。素敵な人生の新章の幕開けに、心からのエールを送ります。

人生最高の日を、あなたらしく迎えてくださいね。

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