雪の舞う2月14日。私たちが入籍した日のことは、今でも鮮明に覚えています。その日を選んだ理由は単純で、「初デートした日だから」。でも実は、役所が混雑する時期と重なってしまい、手続きに予想以上の時間がかかったんです。今思えば、もう少し実用面も考慮しておけば…そんな小さな後悔も。
あなたは入籍日をどう選びますか?ただの日付の選択と思うかもしれませんが、実はこの選択一つで、これからの記念日の祝い方や、家族との思い出の作り方まで変わってくるんです。
入籍日選びは、単なる日付の選定ではなく、二人の価値観や思い出、そして未来への期待が詰まった大切な決断。今回は「後悔しない入籍日の選び方」について、実際の経験者の声も交えながら、徹底的にご紹介します。この記事を読めば、あなたらしい最高の入籍日が見つかるはずですよ。
意味のある日を選ぶ〜二人だけの物語を紡ぐ
カレンダーを前に「どの日にしようか」と悩むとき、まず考えたいのは「二人にとって意味のある日」ではないでしょうか。単なる数字の羅列ではなく、心に残る特別な日を選ぶことで、入籍という形式的な手続きが、魂の籠った儀式に変わります。
二人の物語を反映させた日付の選び方
人生には節目となる出来事がたくさんありますね。特に恋愛においては、初めて出会った日、告白した日、付き合い始めた日、プロポーズした日…。こうした大切な記念日を入籍日に選ぶことで、毎年その日が来るたびに、二人の歩みを振り返るきっかけになります。
東京都在住の村上さん(32歳)は、プロポーズした日を入籍日に選びました。「プロポーズしたのが7月7日の七夕でした。彼女が『星に願いを』と言ったその瞬間に指輪を渡したんです。その思い出があまりにも特別で、入籍日も7月7日にしました。毎年七夕が来ると、プロポーズの日も入籍の日も一緒にお祝いできて、一石二鳥なんですよ」
このように、すでにある記念日と重ねることで、その日の意味がさらに深まりますね。また、新たな出発の日として、今まで特別な意味を持たなかった日を選び、そこから二人の新しい物語を始めるのも素敵な選択です。
数字の持つ意味や縁起を考慮する
日本には古くから、数字に対する独特の感覚があります。「8」は末広がり、「1」は新たな始まり、「7」は幸運の数字など。こうした数字の持つ意味や縁起を大切にしたいという方も多いでしょう。
大阪在住の佐藤さん(28歳)は、「8」にこだわった入籍日を選びました。「私たちは8月8日に入籍しました。『8』という数字が末広がりで縁起が良いと聞いていたのと、読み方が『ハチ』で『ハッピー』の『ハ』に通じると思ったんです。おまけに西暦の下二桁も『22』で、『ニーニー』と読めて『二人二人』という意味にもなると思って。色んな願いを込めた日付選びでした」
数字の組み合わせで遊ぶように日付を選ぶのも楽しいですね。「5(ご)」と「1(い)」で「5月1日(ごういち=合一)」とか、「1(い)」と「1(い)」と「2(ふ)」で「11月2日(いいふう=いい夫婦)」など、語呂合わせで選ぶ方も少なくありません。
ただし、こうした数字の縁起は文化や地域、また個人の感覚によっても異なります。お互いの家族の考え方も含め、二人が心から「良い日」と感じられる日を選ぶことが大切です。
実用的な観点から考える〜手続きをスムーズに進めるために
入籍日には意味や思い入れだけでなく、実用的な側面も無視できません。せっかくの特別な日が、手続きの混雑や不便さでストレスフルになってしまっては本末転倒。あらかじめ実用面もしっかりチェックしておきましょう。
行政手続きの混雑状況を事前に確認
実は、入籍手続きが集中する時期があるのをご存知でしょうか?一般的に、4月(新年度の始まり)、6月(ジューンブライド)、11月(いい夫婦の日)、そして12月末(年の締めくくり)などは混雑しやすい傾向にあります。
また、休日や連休なども混雑しがちです。手続きをスムーズに進めたい場合は、平日の比較的空いている時期を選ぶのが賢明です。
名古屋市在住の田中さん(35歳)は、混雑を避けるために事前調査をしました。「最初は『いい夫婦の日』の11月22日に入籍したいと思っていたんですが、市役所に問い合わせたら『その日は非常に混み合います』と言われました。実際、前年のその日は2時間以上待ったケースもあると聞いて。それなら、と二人で相談して11月21日にしました。結果的に、ほとんど待ち時間なく手続きできたので正解でしたね」
入籍予定の市区町村役場に事前に問い合わせてみるのも良い方法です。特に人気の日付は予約が必要な場合もあるので、早めに確認しておきましょう。
アクセスや交通の便も考慮に
入籍手続きのために遠方から家族や友人に立ち会ってもらいたい場合は、交通の便やアクセスの良さも重要な要素です。特に地方から家族が来る場合や、車を持たない方が多い場合は、公共交通機関の運行状況も確認しておくと安心です。
京都在住の山田さん(29歳)の場合は、親族との調整が大変だったそうです。「私の両親は北海道、夫の両親は九州に住んでいて。でも入籍の日には二組の親も立ち会ってほしかったんです。そこで交通の便が良い土曜日を選び、さらに宿泊施設も事前に確保しました。手続き後に食事会もできて、家族全員が満足のいく形になりましたね」
また、季節的な要素も考慮する価値があります。豪雪地域なら冬の時期は避ける、梅雨時期は雨で交通機関が乱れやすいなど、地域特有の事情も頭に入れておくと良いでしょう。
祝日や記念日との兼ね合い
入籍日を国民の祝日や一般的な記念日と重ねると、毎年その日が来るたびに世間も一緒にお祝いムードになり、二重の喜びを感じられることがあります。例えば、春分の日や文化の日など、意味のある祝日を選ぶ方もいます。
一方で、クリスマスや大晦日など、すでに別の意味を持つ特別な日と重ねると、入籍記念日としての特別感が薄れると感じる方もいるでしょう。どちらが良いかは、二人の価値観次第です。
東京在住の木村さん(31歳)は、建国記念日の2月11日を入籍日に選びました。「元々歴史好きな二人だったので、国の始まりの日に私たちの家族も始まるというのが素敵だなと思って。おまけに祝日なので、毎年記念日は休みになる可能性が高いのが嬉しいですね。実際、入籍から3年経ちますが、毎年記念日は一緒に過ごせています」
祝日を選ぶメリットとして、記念日が休日になる可能性が高いという点は見逃せませんね。ただし、役所が休みの場合は前後の開庁日に手続きすることになるため、実際の入籍日と証明書の日付が異なる場合があることも頭に入れておきましょう。
パーソナルな視点で考える〜二人らしさを大切に
入籍日選びは、外部の要素だけでなく、何よりも二人の内面的な満足感が重要です。お互いの感性や価値観を尊重し、将来のプランも考慮に入れながら、二人らしい日を選びましょう。
お互いの感性や価値観を尊重する
入籍日選びの過程で、実はお互いの価値観の違いが浮き彫りになることも珍しくありません。一方は記念日や思い出を重視し、もう一方は縁起や数字にこだわる…そんな違いがあっても不思議ではないのです。
大切なのは、どちらか一方の意見だけで決めるのではなく、お互いの思いをしっかり聞き、話し合うこと。そうすることで、単なる妥協ではなく、二人が心から納得できる日を見つけられるはずです。
札幌在住の高橋さん(33歳)は、入籍日をめぐって夫と意見が分かれたと言います。「私は記念日重視で、付き合い始めた5月10日を希望していました。でも夫は『5月は何かと出費が多い時期だから、もう少し落ち着いた月がいい』という意見で。話し合った結果、『5』という数字を生かして7月5日にしました。5(こ)と7(な)で『こな』、つまり『小さな』家族の始まりという意味を込めて。今思えば、話し合いの過程自体が素敵な思い出になりましたね」
このように、意見の違いをむしろ創造的に解決することで、より二人らしい選択ができることもあります。入籍日選びは、結婚生活における最初の共同決断とも言えるので、その過程を大切にしてみてくださいね。
将来のプランとの整合性を考える
入籍はゴールではなく、二人の新しいスタートライン。その後の生活設計との整合性も考慮したいポイントです。例えば、仕事の繁忙期を避ける、引っ越しや新居購入のタイミングと合わせる、または希望する結婚式の日程から逆算するなど、先を見据えた選択も重要です。
福岡在住の井上さん(30歳)は、ライフプランを考慮して入籍日を決めました。「私は4月から転職が決まっていて、夫は5月に単身赴任が終わる予定でした。二人の新生活が実質的に始まる5月に合わせて、5月1日に入籍することに決めました。心機一転、全てが新しくなるタイミングで家族としてもスタートを切れたのは良かったです」
また、入籍後の姓の変更に伴う各種手続きの負担も考慮したいところ。特に仕事が忙しい時期を避けるなど、実用的な観点からの判断も賢明です。
体験談から学ぶ実例〜先輩カップルの知恵を借りる
実際に入籍を経験した方々の体験談から、成功例や反省点を学ぶことで、より良い決断ができるでしょう。様々な視点からの実例をいくつかご紹介します。
記念日と縁起を両立させた選択
東京在住の鈴木さん(35歳)は、二人の記念日と縁起の良さを組み合わせた日を選びました。「私たちが初めて出会ったのは11月11日でした。この日付の『11』という数字は、二つの『1』が並ぶということで、二人が寄り添って歩む様子を表しているように感じたんです。また、この日は『ポッキー&プリッツの日』という明るいイメージもあって。実家の両親も『いい数字だね』と喜んでくれました」
入籍後、鈴木さん夫妻は毎年11月11日にポッキーを食べながら一年を振り返る習慣ができたそうです。「市販のお菓子を食べるだけの簡単なことですが、その小さな儀式が二人の絆を強めているように感じます。また、子どもが生まれてからは、この日に家族写真を撮る習慣もできました。入籍日の選択が、こんな風に家族の文化になっていくんですね」
このように、意味のある日を選ぶことで、自然と家族の伝統や習慣が生まれることもあります。次の世代に引き継がれる家族の物語の始まりとして、入籍日を捉えることもできるでしょう。
手続きの混雑を避けた賢明な選択
大阪在住の中村さん(41歳)は、行政手続きの混雑を徹底的に調査して入籍日を決めました。「友人の経験から、人気の日付は役所が大混雑すると聞いていました。せっかくの特別な日に長時間待たされるのは避けたいと思い、市役所に直接問い合わせたんです。すると、『連休明けの火曜日は比較的空いています』とアドバイスをもらえました」
そのアドバイスを元に、中村さんは5月の連休明け最初の火曜日を選んだそうです。「実際、その日は私たち以外に数組しかおらず、手続きはあっという間に終わりました。その後、家族も交えて特別なランチに行く時間も十分にあり、とても充実した一日になりました。事前の下調べって本当に大事ですね」
入籍の手続き自体は短時間で終わるものですが、長時間待たされることでせっかくの特別な日の気分が台無しになることも。混雑状況を事前に確認することで、より快適な入籍体験ができるでしょう。
家族の都合を優先した結果の反省
神奈川在住の小林さん(32歳)は、家族の都合を優先した結果、少し後悔を感じているケースです。「両家の親が揃って立ち会える日ということで、父の誕生日である6月18日に決めました。確かに家族全員が集まれて良かったのですが、今振り返ると、父の誕生日と入籍記念日が重なることで、どちらのお祝いも中途半端になる感じがあります」
小林さんは続けます。「毎年6月18日が来ると、父の誕生日を祝うべきか、夫婦の記念日を祝うべきか、何となく優先順位に悩む感じが出てきました。今だから言えますが、もう少し二人だけの日を大切にしても良かったかなと思います」
家族の意見を尊重することは大切ですが、最終的には二人が主役の日であることを忘れないでください。長い目で見て、二人が心から満足できる選択をすることが重要です。
意外と知らない!入籍日に関する豆知識
入籍日選びの参考になる、知っておくと役立つ豆知識をいくつかご紹介します。
役所が閉庁日の場合はどうなる?
土日祝日など役所が閉まっている日を入籍日に指定したい場合、実際の手続きは前後の開庁日に行うことになります。例えば、日曜日を入籍日にしたい場合、金曜日に「日曜日付けで受理してほしい」と申請するか、月曜日に「昨日付けで」と申請することが可能な自治体が多いです。
ただし、自治体によって対応が異なるため、必ず事前に確認しておきましょう。また、年末年始など長期休暇をまたぐ場合は特に注意が必要です。
婚姻届の提出と受理は別物
婚姻届を提出しても、すぐに受理されるとは限りません。書類の不備があった場合や確認に時間がかかる場合は、後日改めて受理されることもあります。特に外国籍の方との結婚の場合は、追加書類の提出を求められることも少なくありません。
希望する日付で確実に入籍するためには、余裕を持って事前に必要書類を確認し、可能であれば一度役所に相談に行くことをおすすめします。
オンライン申請は可能?
現在、日本では婚姻届のオンライン申請は一般的には行われていません。婚姻届は原則として紙の書類を提出する必要があります。ただし、コロナ禍をきっかけに一部の自治体では予約システムの導入や、郵送での提出に対応しているケースもあります。
地域によって対応が異なるため、居住地の役所のウェブサイトや電話で最新情報を確認しておくと安心です。
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