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別れる理由がないから付き合ってる関係の真実|その先は?

「好き」という感情が、あなたの中でどれくらいの大きさを占めているでしょうか。恋人との関係について考えた時、ドキドキするような高揚感や、会えない時間が辛くて仕方がないような情熱を感じますか。それとも、「特に不満はないし、別れる理由もないから、このまま付き合っている」という、どこか落ち着いた、ある意味で冷静な感覚を持っているでしょうか。

もし後者に当てはまるなら、あなたは決して一人ではありません。実は現代において、「別れる理由がないから付き合っている」というカップルは、思っている以上に多く存在しているんです。

ドラマや映画で描かれるような、激しい恋愛感情に突き動かされる関係。障害を乗り越えて結ばれる運命の二人。そういった情熱的な恋愛像とは対照的に、日常の快適さと安定を優先する、静かな関係性。これは果たして、本当の愛情と言えるのでしょうか。それとも、ただの惰性なのでしょうか。

今日は、「別れる理由がないから付き合っている」という関係について、その特徴や心理、そしてメリットとデメリットを、できるだけ誠実に見つめていきたいと思います。もしかしたら、この記事を読んでいるあなた自身が、まさにそういう関係の真っ只中にいるかもしれません。あるいは、周りの友人がそうかもしれない。自分の気持ちを整理するきっかけとして、読んでいただければ嬉しいです。

「別れる理由がないから付き合っている」という関係は、一体どんな特徴を持っているのでしょうか。まずはその全体像を把握していきましょう。

この関係を一言で表すなら、「愛情の深さ」よりも「日常の快適さ」と「変化への抵抗」が原動力になっている、と言えるかもしれません。燃えるような恋心があるわけではないけれど、かといって嫌いというわけでもない。むしろ、一緒にいることが習慣になっていて、その習慣を変えることの方が面倒に感じてしまう。そんな関係性です。

最も大きな特徴は、相手に対して決定的な不満がないということです。浮気をするわけでもない、暴力を振るうわけでもない、借金があるわけでもない。性格的に合わない部分があったとしても、それは「許せないほどではない」レベルです。

つまり、減点方式で考えた時に、大きなマイナスポイントがないんですね。だからこそ、「別れてまで解消したい問題」が存在しない。この「問題がない」という状態が、関係を続ける最大の理由になっているわけです。

でも同時に、刺激や情熱の欠如も明らかです。付き合い始めの頃に感じたような、メッセージの通知音が鳴るだけでドキドキしたり、次のデートが待ち遠しくて仕方がなかったり、相手のちょっとした仕草に心を奪われたりする、あの新鮮な感情はもうありません。

会えない時間が寂しくて仕方がないということもなければ、相手のことを四六時中考えているわけでもない。デートの予定をキャンセルされても、「まあ、いいか」と思える程度の感情しかない。燃えるような恋心は、いつの間にか消えてしまったか、あるいは最初からそれほど強くなかったのかもしれません。

その代わりに強いのが、「安心感」です。この人といれば裏切られることはない、変な心配をする必要がない、自分らしくいられる。そういった安心感や安定感が、関係を支えているんですね。

生活サイクルへの組み込みも、この関係の大きな特徴です。相手の存在が、あなたの日常生活の一部になっているんです。

金曜日の夜は一緒に食事をする、週末はどちらかの家で過ごす、連休があれば一緒に出かける。こういった習慣が、長い時間をかけて確立されています。もはや「恋人とのデート」というよりも、「いつもの週末の過ごし方」という感覚に近いかもしれません。

買い物に行く時も、ちょっとした用事を頼む時も、何かあった時の最初の連絡先も、自然と相手になっている。家族や親友とはまた違う、でも恋人とも少し違う、なんとも言えない距離感の「生活パートナー」のような存在になっているんですね。

そして、この習慣を崩すことが、なんとなく面倒に感じてしまう。週末の予定を一から考え直さなければいけない、一人で過ごす時間が増える、新しい人を探して関係を築いていかなければいけない。そう考えると、「今のままでいいかな」という気持ちになってしまうわけです。

未来への具体的な計画がないことも、この関係の特徴です。結婚について真剣に話し合ったり、同棲の計画を立てたり、将来の夢について語り合ったりすることが、あまりないんですね。

もちろん、たまに「いつか結婚できたらいいね」というような話は出るかもしれません。でも、それは本気で実現に向けて動いているというより、なんとなく口にしているだけ。具体的な時期も決まっていないし、そのための貯金をしているわけでもない。

お互いに「まあ、そのうちね」という曖昧な態度で、特に焦りもなく、でも明確な未来像もないまま、ただ時間が過ぎていく。そんな関係性なんです。

変化への抵抗感、いわゆる「惰性」も、この関係を象徴するキーワードです。今の関係を終わらせるということは、大きな変化を意味します。そして、人間は本能的に変化を恐れるものですよね。

新しい出会いを探すために、マッチングアプリに登録したり、合コンに参加したりする時間と労力。初対面の人と会話をする緊張感。相手の好みや性格を探りながら、少しずつ関係を築いていくプロセス。そういった「恋愛コスト」を考えると、気が重くなってしまうんです。

それよりも、今の相手とのんびり過ごしている方が、ずっと楽で快適。たとえ情熱がなくても、大きなトラブルもなく、程よい距離感で付き合えている。だから、「わざわざ別れる必要もないかな」と、現状維持を選択してしまうわけです。

では、こういった関係を続けている人たちは、心の奥底でどんなことを考えているのでしょうか。いくつかの典型的な心理パターンがあります。

まず、「一人になるのが怖い」という不安です。特に年齢を重ねるにつれて、この不安は強くなっていきます。

20代前半なら、別れてもまたすぐに新しい出会いがあるだろうと楽観的に考えられるかもしれません。でも、20代後半、30代、40代と年齢が上がっていくにつれて、「次が見つからないかもしれない」という不安が大きくなっていくんです。

周りの友人が次々と結婚していく中で、自分だけが独身に戻ってしまう恐怖。婚活市場では年齢が大きなハードルになるという現実。そういったことを考えると、今の相手が運命の人ではないとしても、「この人を逃したら、もう誰も現れないかもしれない」という気持ちになってしまいます。

だから、積極的に好きというわけではなくても、関係にしがみついてしまう。安全策として、今の恋人をキープしておこうという心理が働くんですね。

次に、「楽だからいい」という気楽さがあります。これは、長く付き合っているカップルによく見られる心理です。

最初の頃は、相手に良く思われたくて、デートの前には念入りにオシャレをしたり、会話のネタを考えたり、相手の機嫌を気にしたりしていましたよね。でも、長く一緒にいると、そういった気遣いが不要になってくるんです。

すっぴんでも平気、部屋着のままでも平気、何も話さずにただ隣にいるだけでも平気。相手に自分の素を全部見せられる関係になっている。これって、ある意味ではとても心地いいことなんです。

精神的なエネルギーを使わずに済む、気を遣わなくていい。そんな楽な関係を手放して、また一から気を遣う関係を築くのは面倒だと感じてしまうわけです。

世間体や体裁を気にする心理もあります。特に、周囲から「まだ独身なの?」というプレッシャーを感じている人に多い心理です。

職場や親戚の集まりで、「恋人いるの?」「結婚はまだ?」という質問を受けることってありますよね。その時に「恋人がいます」と答えられることが、一種の防衛策になっているんです。

あるいは、友人グループの中で自分だけが独身になることへの抵抗感。SNSで周りがカップルの写真を投稿している中、自分だけが一人でいることへの居心地の悪さ。そういったものから逃れるために、恋人がいるという体裁を保ちたいという気持ちが働くことがあります。

また、もし別れたら、周りの人に「別れた」ことを説明しなければいけません。「どうして別れたの?」「何かあったの?」という質問に答えるのが面倒だと感じてしまう。それなら、このまま付き合っていた方が楽だと考えてしまうんですね。

 

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