別れた後、元彼からいきなりブロックされた。そんな経験をしたことがある人なら、あの時の衝撃と混乱は忘れられないものでしょう。何が起こったのか理解できず、スマホを何度も確認してしまう。もしかして嫌われてしまったのか、それとも何か別の理由があるのか。頭の中がぐるぐると回って、眠れない夜を過ごした人も多いのではないでしょうか。
実は、元カノをブロックする男性の心理には、表面的には見えない複雑な感情が渦巻いています。単純に「嫌いになったからブロックした」というケースばかりではないのです。むしろ、未練があるからこそブロックする、という一見矛盾した行動を取る男性は少なくありません。
今日は、そんな男性の本音と、もし復縁を望むならどうすれば良いのか、じっくりと考えていきたいと思います。
ブロックという行動の裏側にあるもの
別れた後にブロックされると、多くの人は「完全に拒絶された」と受け取ってしまいがちです。確かに、その可能性もゼロではありません。でも、実際のところ、ブロックという行動にはもっと繊細で、ある意味では切実な心理が隠れていることが多いのです。
考えてみてください。もし本当にあなたのことがどうでもよくなっていたら、わざわざブロックする必要があるでしょうか。ただ連絡を無視すれば済む話です。ブロックという明確な行動を取るということは、むしろあなたの存在が彼にとって無視できないほど大きいという証拠かもしれません。
男性が元カノをブロックする本当の理由
気持ちの整理がつかない、だからこそ距離を置く
一番多いパターンがこれです。別れたはずなのに、まだ好きという気持ちが残っている。でも、理性ではもう終わった関係だと理解している。この感情と理性のギャップに苦しんでいる男性は、想像以上に多いものです。
彼らにとって、あなたのSNSを見ることも、LINEのトークリストにあなたの名前が表示されることも、すべてが心を乱す要因になります。朝起きてスマホを開いた瞬間、あなたの投稿が目に入る。楽しそうに笑っている写真を見て、胸が締め付けられる。ついついプロフィールを何度も見てしまう。そんな自分に気づいて、これではダメだと思うのです。
特に真面目な性格の男性ほど、「別れたのだから、もう前を向かなければ」という責任感のようなものを感じています。未練がましく過去にすがるのは男らしくないと考え、自分の感情を無理やりにでも断ち切ろうとする。ブロックは、そのための手段なのです。
このケースでは、彼はあなたのことを嫌いになったわけではありません。むしろ、好きだからこそ、見ないようにしている。触れないようにしている。そう考えると、ブロックという行動が別の意味を持ってくるのではないでしょうか。
衝動を抑えるための防衛策
人間は弱い生き物です。特に夜遅く、一人で部屋にいる時間。寂しさが襲ってくると、ついつい元カノに連絡してしまいそうになる。お酒を飲んだ後なら、なおさらです。
「今何してる?」「元気にしてる?」そんな軽い言葉でも、送ってしまえば二人の関係に影響を与えます。もしかしたら、あなたに期待を持たせてしまうかもしれない。あるいは、自分自身が彼女の優しい返事に甘えて、ずるずると未練を引きずってしまうかもしれない。
そうした衝動的な行動を防ぐために、物理的に連絡できない状態を作る。これも一つの理由です。自分のコントロールが効かなくなる前に、あらかじめブロックしておく。ある意味では、これは彼なりの誠実さの表れとも言えます。
中途半端な関係を続けて、結局どちらも傷つくよりは、きっぱりと距離を置く。そう決断した彼の心には、苦渋の選択があったのかもしれません。
精神的な余裕がない時期
別れというのは、どんな理由であれ、精神的に大きなダメージを与えます。男性は女性に比べて感情を表に出すのが苦手な人が多いので、一見平気そうに見えても、内心では深く傷ついていることがあります。
別れた直後は、仕事も手につかない。友達と会っても心から楽しめない。そんな状態の時、あなたの存在は彼にとって痛みを思い出させる引き金になってしまいます。今は誰とも恋愛の話をしたくない、誰のことも考えたくない、ただ静かに一人でいたい。そう感じている時期があるのです。
この場合のブロックは、一時的な措置である可能性が高いです。心の傷が癒えて、また日常を楽しめるようになったら、自然とブロックを解除することもあります。彼が立ち直るまで、そっと待つことが大切かもしれません。
完全に終わりにしたいケース
もちろん、すべてのブロックが未練からくるものではありません。別れの原因が深刻だった場合、例えば価値観の大きな違いや、許せない出来事があった場合は、本当にもう関わりたくないという意思表示としてブロックすることもあります。
浮気や裏切り、あるいは激しい喧嘩の末の別れ。そうした場合は、お互いにとって距離を置くことが最善の選択です。彼の気持ちが完全に冷めてしまっているなら、無理に追いかけるよりも、自分自身の未来に目を向けた方が良いこともあります。
ただし、ここで大切なのは、ブロック=完全拒絶と即断しないことです。時間が経てば感情は変化します。今は無理でも、半年後、一年後には違う気持ちになっているかもしれません。可能性をゼロだと決めつける必要はないのです。
復縁を目指すなら、焦りは禁物
さて、もしあなたが彼との復縁を望んでいるなら、ブロックされている今の状況をどう乗り越えれば良いのでしょうか。ここからは、具体的なアプローチについて考えていきましょう。
まずは冷却期間、これが何よりも重要
恋愛において、時間というのは驚くほど強力な薬です。傷ついた心を癒し、冷静な判断力を取り戻し、そして相手への見方を変えてくれる。だからこそ、ブロックされた直後に焦って行動するのは最悪の選択です。
最低でも一ヶ月、できれば三ヶ月くらいは、完全に連絡を絶つ期間を設けましょう。この間、彼が何をしているのか、誰と会っているのか、SNSで何を投稿しているのか、そういったことを気にしてはいけません。
「でも、その間に他の女性と付き合ってしまったら」と不安になる気持ちはわかります。でも、考えてみてください。もし今無理に接触して、彼に「しつこい」「自分の気持ちを理解してくれない」と思われたら、復縁の可能性は完全に消えてしまいます。
反対に、きちんと距離を置くことで、彼の方から「あれ、全然連絡してこないな」「もしかして本当に吹っ切れたのかな」と気になり始めることもあるのです。人間は不思議なもので、追いかけられると逃げたくなり、離れていくと気になるという性質があります。
この冷却期間は、彼だけでなく、あなた自身にとっても必要な時間です。感情的になっている状態では、正しい判断はできません。一度立ち止まって、深呼吸して、落ち着いて考える。そのための時間なのです。
自分自身と向き合う勇気を持つ
冷却期間を単なる待機時間にしてはいけません。この期間は、自分自身を見つめ直し、成長するための貴重なチャンスです。
まず、別れた原因を冷静に分析してみましょう。これは辛い作業かもしれません。自分の悪かった点を認めるのは、誰にとっても簡単なことではないからです。でも、ここから目を背けていては、たとえ復縁できたとしても、また同じ問題で別れることになりかねません。
束縛しすぎていなかったか。彼の話を本当に聞いていたか。自分の感情を押し付けていなかったか。依存的になっていなかったか。相手の価値観を尊重していたか。一つ一つ、正直に振り返ってみる必要があります。
そして、見つかった問題点を改善するために、具体的な行動を起こしましょう。これは彼のためだけではなく、あなた自身の人生を豊かにするためでもあります。
趣味に没頭するのも良いでしょう。新しいことに挑戦するのも素敵です。仕事や勉強に真剣に取り組むことで、自信がついてきます。友達との時間を大切にすることで、彼だけが全てではないと気づけるかもしれません。
外見を磨くことも忘れずに。髪型を変えてみる、メイクの研究をする、ファッションセンスを磨く、健康的な体型を維持する。そうした努力は、必ずあなたの魅力を高めてくれます。
SNSの使い方も工夫してみてください。彼がブロックを解除した時、あるいは共通の友人を通じてあなたの様子を知った時、「変わったな」「輝いているな」と思わせることができれば、それは大きなプラスになります。ただし、彼に向けた当てつけのような投稿は逆効果です。あくまで自然に、自分の充実した日々を記録する感覚で。
再接触のタイミングと方法
冷却期間を経て、自分も変わった、彼の気持ちも落ち着いただろうというタイミングが来たら、慎重に接触を試みることができます。
もし彼がブロックを解除していたら、それは一つのサインかもしれません。短く、さりげない内容のメッセージを送ってみましょう。「久しぶり、元気にしてる?」といった軽い挨拶でも良いですし、何か用事があるフリをするのも一つの方法です。
例えば、「そういえば、あの時貸してた本、まだ持ってる?今度機会があったら返してもらえると助かるんだけど」といった、具体的な用件があると自然です。あるいは共通の知人から彼の近況を聞いたという体で、「仕事大変そうだね、無理しないでね」と気遣いのメッセージを送るのも良いでしょう。
大切なのは、未練や復縁したいという気持ちを前面に出さないこと。「ごめんね」「やり直したい」といった重い内容は、この段階では絶対に避けるべきです。あくまでさらっと、友達として心配しているくらいの温度感を保ちましょう。
もし返信がなくても、それで諦める必要はありません。ただし、しつこく何度もメッセージを送るのは絶対にNGです。一度送ったら、彼からの返信を待つ。返事が来なければ、また時間を置く。焦らず、急がず、彼のペースを尊重することが大切です。
実際にあった復縁のストーリー
ここで、実際に復縁に成功したケースを紹介しましょう。すべての状況がこの通りになるわけではありませんが、一つの参考になるはずです。
ある女性は、別れてすぐに元彼から「気持ちの整理がつかないから、一旦LINEブロックするね、ごめん」と連絡を受けました。突然のことに彼女は大きなショックを受け、最初の数日は何も手につかなかったそうです。
でも、友人に相談したり、ネットで情報を集めたりする中で、今は冷却期間が必要だと理解しました。そして、三ヶ月間は一切彼に連絡せず、自分の生活を立て直すことに専念したのです。
彼女が特に力を入れたのは、別れの原因となった自分の依存的な性格を変えることでした。彼といた頃は、彼の予定に合わせてばかりで、自分の時間を持つことが少なかった。常に彼からの連絡を待っていて、返事が遅いと不安になっていた。そんな自分を変えようと決意したのです。
新しい趣味を始め、仕事にも真剣に取り組み、友達との時間も大切にする。徐々に、彼がいなくても充実した日々を送れるようになっていきました。そして、その様子をさりげなくSNSに投稿していました。
三ヶ月が経った頃、共通の友人のSNSで、彼が体調を崩していることを知りました。ブロックはまだ解除されていませんでしたが、彼女は共通の知人に頼んで、「体調大丈夫?無理しないでね」というシンプルなメッセージを伝えてもらいました。
数日後、突然彼からブロックが解除され、「ありがとう、心配かけてごめん」とLINEが届いたのです。そこから少しずつやり取りが再開し、最初は近況報告程度だった会話が、徐々に深いものになっていきました。
半年後、彼の方から食事に誘われ、二人は再会しました。その時彼は言ったそうです。「ブロックしたのは、お前への未練を断ち切るためだった。でも、連絡が全くなくて、それはそれで寂しかった。それに、お前がすごく前向きに変わっているのを見て、もう一度ちゃんと向き合いたいと思った」と。
そして二人は復縁し、今度は以前よりも健全な関係を築いているといいます。
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