誰かに愛されたいと思ったことはありませんか?「私のことを特別に思ってくれる人がいたら、どんなに幸せだろう」そんな風に考えたことがある人は、きっと多いはず。でも、時には不思議なことに、誰かが私たちを好きになってくれても、こちらの気持ちがなかなか追いつかない…そんな経験はありませんか?
私自身、つい先日、友人からこんな相談を受けました。「Aさんって、私のこと好きみたいなんだけど、私はまだピンとこなくて。でも、いい人だし、好きになりたいんだよね。どうしたらいいと思う?」
この友人のように、好きになってくれた人を好きになりたい、そう思うことは、とても自然で人間らしい感情です。今日は、そんな「愛されたい」と願う心と、「好きになってくれた人を好きになる方法」について、私自身の経験や周りの人たちの体験談を交えながら、じっくり考えていきたいと思います。
好きという感情はどこから生まれるの?
そもそも、人はなぜ誰かを「好き」になるのでしょうか?小学生の頃、クラスの誰かを好きになる瞬間って、意外と唐突だったりしませんでしたか?私の場合は、クラスメイトが給食を配る時に見せた真剣な表情に、急に心臓がドキドキしたことを覚えています。あの時は「なんで?」と自分でも不思議でした。
心理学では、「好き」という感情が生まれる要素として、いくつかのポイントが挙げられています。例えば「近接性」(よく会う人に好意を抱きやすい)、「類似性」(自分と似ている人に親近感を持ちやすい)、「互恵性」(自分を好きでいてくれる人を好きになりやすい)などです。
特に最後の「互恵性」は、今回のテーマにぴったり。つまり、人間には本来、自分を好きでいてくれる人に好意を抱く性質があるんです。でも、それが自動的に起きるわけではないんですよね。そこで次は、どうすれば「好きになってくれた人を好きになれる」のか、具体的な方法を見ていきましょう。
好きになってくれた人を好きになる方法
1. 相手の良いところを見つける努力をする
「この人、私のことを好きでいてくれるけど、私はまだピンとこない…」そんな時、まず試してほしいのは、相手の魅力を意識的に探してみること。
私の友人の美咲(仮名)は、職場の同僚から告白されたものの、最初は特に恋愛感情はなかったそうです。でも「せっかく私のことを好きだと言ってくれるなら」と思い、彼の良いところを毎日3つずつノートに書いてみることにしました。
「今日は会議で的確な意見を言っていた」 「雨の日に傘を貸してくれた」 「コーヒーの入れ方にこだわりがあって面白い」
こんな風に、小さなことでも書き留めていくうちに、彼の魅力が少しずつ見えてきたそうです。「最初は義務感でやっていたけど、1ヶ月くらい経つと、自然と彼の良いところが目につくようになって、気づいたら好きになっていた」と美咲は言います。
あなたも試してみませんか?スマホのメモ帳でもいいので、相手の良いところ、魅力的だと思う瞬間を書き留めてみてください。最初は「うーん、何書こう」と悩むかもしれませんが、習慣にしていくと、自然と相手の魅力に気づけるようになりますよ。
具体的には:
- 小さな行動に注目する:相手があなたのために何か気遣いをしてくれたこと
- 共通点を探す:趣味や価値観、好きなものについて話してみる
- 感謝の気持ちを持つ:相手があなたを好きでいてくれること自体に感謝してみる
2. 一緒に過ごす時間を意識的に増やす
心理学には「単純接触効果」という現象があります。簡単に言うと、「会う回数が増えると好感度が上がる」というもの。これは実験でも証明されているんですよ。
例えば、マッチングアプリで知り合った人と、最初は「まあまあいいかな」程度の印象でも、デートを重ねるうちに「やっぱりいい人だな」と思えるようになることってありますよね。これは単純接触効果の働きかもしれません。
私の場合、今の夫とは友人の紹介で知り合いましたが、最初は「いい人だけど、恋愛対象かな?」という感じでした。でも週に1回、カフェで会う約束をして、何気ない話をするうちに、彼の誠実さや優しさに気づき、徐々に好きになっていきました。
一緒に過ごす時間を増やすコツは:
- 気軽なデートを重ねる:高級レストランじゃなくても、カフェでお茶をするだけでOK
- 一緒に新しい体験をする:映画を見たり、料理を作ったり、小さな冒険をする
- リラックスした環境を作る:緊張しすぎず、自然体でいられる場所を選ぶ
どんな素敵な人でも、2時間のデートでは見えない魅力があります。時間をかけて相手を知っていくことで、思いがけない素敵な一面を発見できるかもしれませんよ。
3. 自分の心に素直になる
「好きになってくれた人だから、私も好きにならなきゃ」と義務感で考えると、かえって心が閉じてしまうことがあります。まずは自分の心に正直になることが大切です。
私の友人の健太(仮名)は、同じサークルの女の子から告白されたとき、「悪い人じゃないけど、恋愛感情はないなぁ」と思ったそうです。でも「せっかく好きになってくれたし、もっと知れば好きになれるかも」と考え、付き合うことにしました。
最初の頃は「好きという気持ちがないのに付き合うなんて、悪いことしてるかな」と悩んだそうですが、彼女と過ごすうちに「一緒にいると落ち着く」「話していて楽しい」という感覚が生まれてきたとか。それは劇的な「ドキドキ」ではなかったけれど、「信頼できる」「大切にしたい」という穏やかな愛情だったそうです。
今では2年以上付き合っていて、「最初からドキドキするような恋愛じゃなくてよかった。お互いをよく知った上での関係だから、安心感がある」と話していました。
自分の心に素直になるコツ:
- 完璧を求めない:最初から「運命の人!」と思わなくても大丈夫
- 自分の気持ちを整理する:日記などに「どんな瞬間に心が動いたか」を書いてみる
- 時間をかける:恋愛感情はすぐに芽生えないこともあるので、焦らない
4. 相手の愛情を受け入れる練習をする
「愛されたい」と思う人の中には、実は「自分は愛される価値がないのでは?」という不安を抱えている場合があります。もしあなたがそうなら、まず相手の好意を素直に受け取ることから始めてみましょう。
私自身、学生時代はとても自信がなく、「なぜ私なんかを好きになるの?」と思っていました。好きだと言ってくれる人がいても、「本当は他の子がいいんじゃない?」と疑ってしまうことも。
でも、ある時友人に「誰かを好きになるのに理由なんていらないよ。好きな人のすべてを好きになるんだよ」と言われて、ハッとしました。自分の価値を認められないと、相手の気持ちも受け取れないんですね。
そこから少しずつ、相手の「好き」という気持ちを素直に受け止める練習をしました。「ありがとう」と言葉で表現したり、相手からのメッセージを大切にしたり。そうするうちに、徐々に自分自身も「愛される価値がある」と思えるようになり、相手の気持ちも自然と受け入れられるようになっていきました。
相手の愛情を受け入れる練習:
- 褒め言葉を否定しない:「そんなことないよ」と打ち消さず、「ありがとう」と受け止める
- 小さな好意を大切にする:メッセージやちょっとした気遣いを「当たり前」と思わない
- 自己肯定感を高める:自分の好きなこと、得意なことを大切にする時間を持つ
好きになる瞬間ってどんな時?
好きになる瞬間は、人それぞれ。でも、多くの人が「心が動いた」と感じる瞬間には、いくつかの共通点があるようです。あなたも思い当たる場面があるかもしれませんね。
相手の優しさや誠実さに触れたとき
私の友人の佳奈(仮名)は、こんな話をしてくれました。
「大学のサークル仲間だった彼は、最初はただの友達でした。でも就活で何度も落ちて落ち込んでいた時、彼が『大丈夫、佳奈なら絶対いい会社見つかるよ』って、夜遅くまで励ましてくれたんです。その時の真剣な表情を見て、初めて『この人、すごく誠実だな』って思ったんです。それが好きになったきっかけでした」
こうした誠実さや優しさは、日常の何気ない瞬間に現れるものかもしれません。あなたが落ち込んでいるときに、ただそばにいてくれる。あなたの話をじっくり聞いてくれる。そんな小さな行動の積み重ねが、心を動かすことがあります。
一緒に笑い合ったとき
お互いに心を開いて、同じものに笑い合える瞬間。これって、実はとても特別なことなんですよね。
「マッチングアプリで知り合った彼とは、最初はお互い緊張していて、会話もぎこちなかったんです。でも雨で濡れてしまったとき、二人とも髪がぺしゃんこになって、鏡を見て大爆笑。その時、彼の屈託のない笑顔を見て、一気に距離が縮まった気がしました」(29歳・女性)
笑いは人と人との距離を縮めます。特に、同じものに笑えるというのは、価値観や感性が似ているという証拠。そういう瞬間に「この人といると楽しい」と感じることが、好きの入り口になることも多いようです。
自分を理解してくれると感じたとき
「自分のことをわかってくれる人」というのは、誰にとっても特別な存在ですよね。
「私、アニメが大好きなんだけど、それを話すと『子どもっぽい』って引かれることが多かったんです。でも彼は私の好きなアニメの話を真剣に聞いてくれて、一緒に観てくれたりもした。『この人なら私のことを理解してくれる』って思った瞬間、一気に好きになりました」(30歳・女性)
自分の価値観や趣味を否定せず、尊重してくれる。そんな経験をすると、「この人となら本当の自分でいられる」と感じますよね。それが、深い愛情へと発展していくのかもしれません。
小さな行動に心を奪われたとき
大げさなプレゼントや派手なリアクションよりも、何気ない瞬間の小さな行動に心を奪われることって、ありませんか?
「カフェで私が寒そうにしていたら、何も言わずに自分のマフラーを貸してくれたんです。そのときの彼の照れた表情が忘れられなくて。『かわいいな』って思った瞬間から、どんどん好きになっていきました」(22歳・女性)
こうした小さな気遣いや自然な反応は、その人の本質が現れる瞬間かもしれません。意図的に見せる「いい部分」ではなく、思わず出てしまう素の部分に心惹かれることは多いものです。
自分が必要とされていると感じたとき
誰かに必要とされるというのは、とても特別な感覚ですよね。特に、普段は強く見える人が弱さを見せてくれたとき、「この人の力になりたい」と思うことがあります。
「彼は職場ではいつも頼りになる先輩だったけど、ある日、仕事のストレスで弱音を吐いてきたんです。『君に話せて少し楽になった』って言われたとき、『私が支えになれるなら』って思って。それが好きになった瞬間でした」(27歳・男性)
相手からの一方的な愛情だけでなく、お互いに支え合える関係。そこに気づいたとき、対等で深い愛情が生まれることがあるようです。
実際の体験談から学ぶ
理屈ではわかっていても、実際にどうやって「好きになってくれた人を好きになるのか」。リアルな体験談から、ヒントを見つけてみましょう。
体験談1:「彼の誠実さに心が動いた」(29歳・女性)
「友達としか思っていなかった彼が、毎日LINEで『おはよう』『今日も頑張ってね』って連絡をくれるようになったんです。最初は『ちょっとうざいかな』なんて思ったりもしたけど、毎日の小さな気遣いが、少しずつ心に染みてきました。
ある日、高熱で寝込んだときに、わざわざスープを作って家まで持ってきてくれたんです。その時、『この人は本当に私のことを大切にしてくれるんだ』って実感して。それから彼の優しさや誠実さが、どんどん魅力的に見えてきて…気づいたら好きになっていました。
結婚して3年になりますが、彼のあの時の優しさは、今でも変わりません。最初はピンとこなかったけど、好きになってくれた彼を好きになれて、本当に良かったと思います」
この体験談から学べるのは、「日々の小さな積み重ね」の大切さ。一瞬で好きになるドラマチックな恋愛だけが恋愛ではありません。毎日の小さな気遣いや、困った時に助けてくれる誠実さに、少しずつ心を開いていくプロセスも、とても価値のある恋愛だと思います。
体験談2:「一緒にいる安心感が恋に変わった」(26歳・男性)
「職場の彼女が、いつも笑顔で話しかけてくれて、徐々に気になるようになりました。でも最初は『仲の良い友達』という感覚でした。
あるとき、大きなプレゼンで失敗して落ち込んでいた時、彼女が『大丈夫、あなたはいつも頑張ってるの知ってるよ。次はきっとうまくいくから』って言ってくれたんです。その言葉で、不思議と心が軽くなったんです。
それから一緒にいると安心するようになって、彼女の笑顔や優しさにどんどん惹かれていきました。気づいたら『この子といると落ち着く』『この子と話すと楽しい』と思うようになって、自分から告白してました。
今は付き合って1年になりますが、いつも一緒にいると心が穏やかになります。最初は『友達』だったのに、今では彼女なしの生活は考えられません」
この体験談からは、「安心感」の重要性が伝わってきますね。ドキドキする恋愛だけでなく、一緒にいて心が落ち着く、そんな関係も素敵な恋愛の形。特に、人生の困難な時期に支えてくれる人の存在は、大きな意味を持ちます。
体験談3:「共通の趣味がきっかけで」(24歳・女性)
「マッチングアプリで知り合った彼は、最初は『普通にいい人』という印象でした。特別ピンとくる感じもなかったけど、お互い音楽が好きということで、バンドのライブに行くことになったんです。
そこで彼が音楽について語る姿を見て、新しい一面を発見しました。普段は穏やかな彼が、大好きな音楽の話になると目が輝いて、熱く語るんです。その姿を見て、『この人、意外と情熱的なんだな』って思いました。
ある日、彼が『君と話していると時間があっという間に過ぎる』って言ってくれて、その言葉にドキッとして。それからは彼のことをもっと知りたいと思うようになり、自然と好きになっていきました。
今では音楽フェスに一緒に行ったり、お互いの好きなアーティストを紹介し合ったり。共通の趣味があることで、関係がどんどん深まっていってます」
この体験談から学べるのは、「共通の趣味や関心事」を通して相手の新しい魅力を発見できるということ。一緒に熱中できるものがあると、自然と距離が縮まりますね。また、普段見せない一面を知ることで、相手への興味や好意が芽生えることも多いようです。
好きになろうとするときの注意点
好きになってくれた人を好きになりたいという気持ちは素敵ですが、いくつか気をつけたいポイントもあります。
無理に好きになろうとしない
「相手が私を好きでいてくれるから、私も好きにならなきゃ」という義務感からの恋愛は、長続きしないことが多いです。どんなに努力しても、心から好きになれない場合もあります。それは誰のせいでもなく、ただ相性の問題なのかもしれません。
私の友人は、自分を好きになってくれた人と付き合ったものの、1年経っても「恋愛感情」が湧かず、結局お互いを傷つけてしまったと言っていました。「もっと早く正直に伝えればよかった」と後悔していたのが印象的でした。
相手の気持ちを尊重する
相手があなたを好きでいてくれるのは素晴らしいことです。でも、もしどうしても気持ちが芽生えないなら、早めに正直に伝えることも大切です。曖昧な態度を続けることで、相手の気持ちを無駄に膨らませてしまうこともあります。
「好きになれるかもしれない」と思うなら、時間をかけて関係を育むのもいいでしょう。でも「絶対に無理」と思うなら、相手の気持ちを尊重するためにも、はっきりと伝えることが必要かもしれません。
自分を大切にする
「愛されたい」という気持ちは自然なものですが、そのあまり自分を犠牲にして相手に合わせすぎないように気をつけましょう。あなたが自分らしくいられる関係こそ、長続きする健全な関係です。
「彼に嫌われたくない」と思って、自分の意見を言えなかったり、本当は興味のないことを「好き」と言ったり…そんな関係は、長い目で見ると二人を不幸にします。相手のために「いい人」を演じるのではなく、素のままの自分でいられる関係を目指しましょう。
今日からできる小さな一歩
最後に、今日から実践できる簡単なアクションをいくつか提案します。好きになってくれた人のことをもっと知りたい、もっと好きになりたいと思うなら、ぜひ試してみてください。
相手と1時間だけ話す時間を作る
カフェやオンラインで、気軽に話す時間を設けてみましょう。特別なデートである必要はありません。「今日は1時間だけ」と決めておけば、お互い気負わずに会えますよね。その中で、「今日あった面白いこと」や「最近ハマっていること」など、気軽な話題から始めてみましょう。
深い話は焦らなくても大丈夫。まずは会話を楽しむことから始めてみてください。思いがけない共通点や、相手の新しい一面を発見できるかもしれません。
相手の良いところを3つ書き出す
どんな小さなことでもOK。「声が落ち着く」「いつも清潔感がある」「話を最後まで聞いてくれる」など、あなたが気づいた相手の良いところを、毎日3つずつノートやスマホのメモに書き出してみましょう。
最初は「うーん…」と悩むかもしれませんが、習慣にしていくうちに、自然と相手の良いところに目が向くようになります。気づけば、あなたの中での相手の印象が変わっているかもしれませんよ。
自分を褒める習慣をつける
「私は愛される価値がある」と自分に言い聞かせてみましょう。鏡の前で、または心の中で。自己肯定感が高まると、相手の愛情も素直に受け入れられるようになります。
また、自分の好きなこと、得意なことを大切にする時間を持ちましょう。趣味に没頭したり、友人と過ごしたり。自分自身が充実していることで、恋愛に対しても余裕が生まれます。
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